お宮参りの記念写真撮影は出張カメラマン格安料金ランキング
→こちらのページでは、お宮参りの記念写真をプロカメラマンに依頼される方に評価される人気の出張撮影サービスの中から、料金体系や撮影費用、クオリティやカメラマンの対応、利用者の口コミ評判を基にした総合ランキング1位から3位までを紹介しています。いずれも各リンク先の公式サイトにて詳細の確認・お問い合わせができますので参考になさってください。
≪メリット≫
〇撮影費最安値帯(税込表示・土日UPなし)
〇納品枚数が多い(平均100枚前後)
〇納品方法が選べる(メール or DVD-R)
≪デメリット≫
×料金支払い方法が振込のみ
×地域によって予約が取りづらい
×カメラマン指定不可※リピート時は可
≪メリット≫
〇撮影カメラマンの指定が可能
〇スケジュール表で予定が組みやすい
〇ギフト券の販売がある※有効期限あり
≪デメリット≫
×土日祝日の撮影料金が割高
×電話対応不可(メール連絡のみ)
×人気カメラマンは予約が取りづらい
≪メリット≫
〇平日・休日同じ料金だから安心
〇基本が約90分の撮影となり長い
〇撮影代金全額返金保証あり
≪デメリット≫
×撮影費用が他サービスに比べ割高
×長時間撮影は途中で飽きてしまう
×支払い方法がクレジットカードのみ
市販のデジカメが普及しましたし、スマートフォンでもかなり高画質の写真が取れる様になりました。これらを上手に使い、みんなで楽しく家族写真を撮ると、コミュニケーションが取れ、会話も生まれてきます。また皆さんが写るためには、誰かに撮影してもらうか、タイマーをセットするしかありません。東京など都会で、偶然居合わせた方に頼むのが難しそうなら、カメラのタイマーの使い方を確認しておきましょう。
御宮参りの記念写真を写真館で撮影してもらえば、椅子やソファーなどを用意し、落ち着いて撮ってもらえます。昔からの街の写真館や、全国チェーンの子どもに特化した写真館など、様々なスタイルがあります。お好きな場所、行きやすいところにお願いすると良いでしょう。大体の相場は1万円~3万円くらい、参拝のみして食事会はせず写真だけ撮影、と言う方もいらっしゃいます。百日記念の写真、お食い初めなど、それぞれの行事に応じたフレームを作ってくれたり、背景を使ったり、一日のうちに複数の目的で撮影することも可能です。お宮参りとセットで申し込むと、別の100日祝いの日にお得な料金で撮影してくれる場合もありますので、要チェックです。せっかく予約しても、赤ちゃんの体調が良くなかったり、急に乳児湿疹が出たり、赤ちゃんの撮影は臨機応変が大切です。このポイントを重視して下さるお店を探すと良いですね!
出張撮影とも言われますが、指定した場所までカメラマンが来てくれて、条件内でたくさん撮影してくれるサービスです。神社の境内で写真を撮ってもらえる上、写真のことはすべてお任せすることができます。やはりお宮参りはお参りに集中したいですよね。素人の撮影はどうしてもポーズを決めてしまいますが、プロにお任せすると、自然な表情をいつの間にか撮ってくださいます。見たことのない表情を写真に納められるところも素晴らしい点です。なお多くの出張撮影では、時間内であれば撮影場所を変更することも可能です。予め依頼をすればお宮参りの後、お食い初めの会場へも来て頂けます。
ニューボーンフォト、ベビーフォト、キッズフォトと言い換えることもできる、子どもの成長記録としての写真撮影も人気が出て来ました。生後すぐの姿から、毎年の誕生日記念にも、写真集のような素敵な写真を撮ることができます。年賀状用にもなりますし、ご家族やお世話になっている方へのプレゼントにも沿えられます。刻々と成長を続ける赤ちゃんのその時の表情を、しっかり残したいと願う方が増えているのかもしれませんね。
「お宮参り」関連情報
赤ちゃんが生まれて、初めて神社にお参りすることをお宮参り、初宮参りと言います。その歴史は古く、武家社会の始まり、鎌倉時代にルーツを持つとされている行事です。行かないつもりだった方も、「何するのかな」と心配な方も。お宮参りとはどんな由来があるのか、やり方や手順など、豆知識と一緒にご紹介して参ります。
日本の土地にはそれぞれに神様がいらっしゃるとされています。お宮参りとは、赤ちゃんが生まれたことを神様へご報告し、健康に育つようにお守り頂くお願いをする目的があります。その土地によって違いがあり、「氏(うじ)見せ」「見参(げんぞ)参り」「産土(うぶすな)参り」など、呼び方も様々。お宮詣りに行く日も赤ちゃんの忌明けの「生後30日前後」とするものが一般的ですが、お母さんの忌明けである「75日」やそれからもう少し過ぎて「100日」とする地域もあります。ご祈祷の時赤ちゃんをわざと泣かせたり、赤ちゃんのおでこにバッテンや「犬」なんて書いたり、ちょっと面白い方法をとるところもありますが、これらにも意味があります。泣かせるのは神様をお呼びするため、おでこには魔除けのおまじないをしたものです。地域によって様々なしきたりや作法がありますが、お宮参りとは、赤ちゃんが生まれ、無事に成長をしていることへのお礼と、今後のお願いです。やることが違っても、その内容は同じもの。お祝いの意味もありますので、記念日としても楽しみましょう。
生後30日前後にお参りする地域には、お母さんは同伴しないこともあります。父方の姑が赤ちゃんを抱くのはその名残です。また忌明けの済んでいないお母さんが同伴する場合には「鳥居参り」、鳥居までしかお参りしない風習が残っていることもあります。当日の流れとしては、所要時間が1時間くらい、祖父母に段取りを伝え、儀式に同伴してもらうのが常識とされていますが、現代はルールにこだわらず、ご両親のみで行う場合も多いです。その後にお食事会を開きますが、せっかく親族が集まったのでついでに、くらいの意味合いです。神社へのご祈祷料は「お初穂料」と言う形をとります。感謝の気持ちですから、準備が必要です。
お宮参りは、いつが良いでしょうか。これは地域によって様々で、一概に何日目、何ヶ月、と決まった日取りはありません。よく言われるのが生まれた日を1日目と計算して30日目前後ですが、例えば関西の方ではお宮参りのことを「百日参り(ももかまいり)」「百日祝い」と呼び、生まれて100日目に行います。地域による違いがありますので、行こうと思っている神社や、祖父母の方々のお知恵を拝借するのが一番良いのではないでしょうか。
一般的に男の子は生後32日目、女の子なら33日目と言われます。あるいは月齢で三ヶ月過ぎ、つまり100日祝いの時期、あとは二ヶ月半、つまり75日目と続きます。そもそもお宮参りとは「初めて神社へお参りに行くこと」。いつまでならよく、それ以降はダメ、と期間が定まっているものではありません。
未熟児や双子、小さく生まれた赤ちゃんは早くに外へ連れ出すのは心配ですし、お母さんも、体調が思わしくないのに遠出するのは大変です。無理をするくらいなら、日にちをずらす方が良いでしょう。お宮参りが年末年始や元旦、初詣に当たったり、寒い時期に雪の降る中を参拝するようなら、延期して春のお参りにすれば良いですし、喪中だったら明けてからにすれば良いのです。みんなにとって良いタイミングになるよう、お天気やスケジュールを考えましょう。赤ちゃんが六ヵ月だから、年齢が云々、と怒る神様はいらっしゃいませんので、いつでも大丈夫ですよ。
お祝い事は大安、お葬式は友引を避けるなど、日本のカレンダーには「日柄」があります。昔の中国の占いで、主に「先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口」の6つから成り、「六曜」「六輝」と呼ばれます。江戸時代に暦を出版していた版元が、付加価値を付けようとして添えたものです。お宮参りに行く神社は土地の神様ですから、江戸時代よりずっと前から日本を守っていらっしゃいます。つまり、気にしなくても大丈夫です。とは言え、気になって仕方がないと言う方は良いお日柄を選んで下さい。気持ちよくお参り、厄払いすることが一番大切ですからね。
お宮参りをすることになったら、まずは神社へ連絡してみましょう。受付時間や、平日と土日の違い、午前と午後の違い、大きな行事と重ならないか、予約が必要か、混む時間帯など、詳しく教えて頂きましょう。予約が要らないとわかれば、「今日は雨だから」と当日延期を判断することも出来ます。夏の暑い時期なら、受付時間の夕方、涼しくなるころを狙って行く方法もあります。赤ちゃんの負担にならない外出時間を考えると、いずれにしても一度電話確認をしてみるのがおすすめです。
せっかくのお宮参りです。神社選びに困ったら、「ご縁」をポイントに考えましょう。
まず神社には、その土地や、土地に住む人々を守ってくださる神様をお祀りしています。ちょっと昔風の考えですが、結婚し、お母さんがお父さんの家に入って生まれた赤ちゃんは、お父さんの家の赤ちゃんである、と言うことが出来ます。お父さんの家の氏神様へお宮参りに行くのが第一の選択です。次に。里帰り出産をされて、そのままお母さんの実家の氏神様へお宮参りに行く、と言うもの。もともとお母さんはその土地の方です。しっかりとしたご縁があります。お祝い事なので、お父さん方で一回、お母さん方で一回、合計二回、お宮参りをされても良いくらいです。
「旦那の実家、遠いのよ・・・私の実家も遠いけど」と言う状況の方、現在はたくさんいらっしゃいますよね。そういう方は、現在のお住まいの近くで、どこか良い神社を探してみてはいかがでしょうか。今まさにお世話になっている氏神様へのご挨拶として、良いお宮参りになると思います。あとはお寺でもお宮参りを行う場合があります。お近くにあれば、伺ってみてください。普段神主さんもいらっしゃらない、小さな神社でも、予約申し込みをしておくとご祈祷してくださる場合があります。ご祈祷しない場合もありますが、ご家族でゆっくりお参りをなさればそれで良いものです。結果、どこでも大丈夫。選択肢はたくさんあるようですね。
ちょっと頑張ると、有名な神社に行けるんだけど・・・と言うなら、もちろん行ってもOKです。神社には「氏子」と言う制度がありますが、厳密なものではありません。先祖代々の氏子以外、お断り!なんていう神社はありませんので、赤ちゃんやご家族の体調に不安がなければ、参拝されると良いでしょう。どこでお参りしようか、と言う方へ、有名な場所をご紹介しますね。
東京の「水天宮」は安産祈願で有名なので、妊娠中にご祈祷した方はお宮参りでご報告、と言う形になります。これも「ご縁」ですよね!京都では「北野天満宮」が親しまれています。学問の神様がお祀りされていますので、赤ちゃんのお参りにピッタリです。愛知県の熱田神宮では、かわいらしい撤饌(てっせん)、おさじやおもちゃが頂けるようです。
有名であれば、当然参拝者が多い中でのお宮参りになります。ご祈祷にはそれほど時間はかからないのですが、少し待つことも考えておきましょう。ご祈祷料もあらかじめ用意しておくと、スムーズにお渡しできます。
お宮参りは一般的に、父方の祖父母がメインになる行事とされています。これは古い慣習に従っていて、父方の祖母、お母さんから見て義母がお宮参りの間赤ちゃんを抱っこする風習があります。「義理母がなぜ?」と思うでしょう。「家」の存続が個人の意思よりも尊重された時代の名残で、「赤ちゃんはうちの子です」と神様に宣言する意味もあります。医療が未発達だった頃、出産は母子ともに今以上に命がけでした。多くのお宮参りが行われる「生後30日前後」は、まだお母さんの体調は万全でない状態、「忌」が明けていない中行われるものです。その場合、お宮参りと言うお祝い事には「忌」を持ち込めない、と言うことから、お母さんは参加者には入らず、義母が代わりに赤ちゃんを抱いた経緯もあり、義母がいない場合は、義姉が、と言う考え方もここから来ると思われます。
現在はどうでしょうか。「家」の発想は古いものになっていますし、家よりも個人の意思を尊重して良い時代になりました。行事だけ古いまま残す必要もありませんよね、ルールも少しずつ今風に変わってきているみたいです。
基本的に両家とも祖父母にはお声がけしたいところです。現在は父方、母方双方の祖父母が参加したり、両家が遠方にあるから両親だけで、と言う場合も多いようです。赤ちゃんを抱っこするのも誰と決めるものでもありませんし、普段から仲良くしている義理姉など、ご縁が深い方にある程度自由に参加して頂くことも増えています。
一方でこう言った伝統行事に関しては、個々で考えが大きく異なるもの。しっかりやりたい嫁側に対し、義両親が乗り気でない、あるいはその逆。お宮参り後の会食料金を誰が払うかや、現地集合では面倒だから迎えに来て!なんて言う方がいたり、上の子の時に散々だったから、二人目の時はやりたくない、と言う方も。こう言った行事は両家のトラブルの種にもなりかねないものです。憂鬱になっちゃますよね・・・後々めんどくさいことになるくらいなら、祖父母なしでお宮参りを済ませた方がずっと良いですね。
最終的には参加者は両親が決めるものです。赤ちゃんのために、気持ちよくお参りをするのが最優先です。もちろんたくさんの方に見守られて育つのが、赤ちゃんにとっては一番良いのですから、日ごろからできるだけ多くの方と仲良くしておくと、快く協力してくれるでしょう。お宮参りのメンバーが少ないからご利益が薄いとか、どちらの親が抱っこしているから良くないとか、神様が選別するとは思えません。大事なのは人数ではありません、お宮参りは赤ちゃんのための行事です。参加者みんなが、赤ちゃんの成長を願う場にしたいですね!
お宮参りには何を着て行きましょうか。動きやすくて準備が簡単な洋服なら、移動も楽だし慣れています。お金もかけられないし、私服で、できればスーツで行きたいけど、非常識にならないかな?と心配になりますよね。いくら楽だからと言っても、カジュアルすぎる普段着ではその場に合うとは言えないでしょう。ファッションは「場に応じる」ことが肝心です。お宮参りは赤ちゃんが主役、付き添うご家族はみんなで赤ちゃんをお祝いする立場です。場が分かれば、衣装のイメージが浮かんできますね。
お宮参りの服装は、出席するみなさんであらかじめ相談されると良いでしょう。何も知らずに軽装で来てしまう方がいると、気まずい目に合わせてしまいます。みな一様に正装を心がけると無難、とお伝えしておけば安心です。義母の服装がきまったら祖母に伝えるなど、ご両親が少し配慮をすると良いかも知れません。お招きする出席者に「平服でお越しください」(フォーマルスーツで着て下さい、の意味)などど言うと、間違ってラフな格好で来てしまうことがありますので、大体の様子を加えてお伝えしましょう。
完全母乳育児のママは赤ちゃんに授乳をする可能性を考えてください。その上で服装を決めましょう。お祝いですから、ピンクのワンピース、スーツにしようと言う場合、あまり強い色にしない方が落ち着いた母親のイメージになります。正装なら、とブラックフォーマルをそのまま着ると前身黒で喪服になってしまいます。黒スーツしかない場合は、華やかなフリルブラウスコーデ、きれいな色のスカーフを使うなど、工夫をしましょう。パンツスーツでもOKですし、ツーピース、授乳服、前開きの上着は授乳にすぐ対応できます。プチプラ、ユニクロやGU、ZARAなどもコーディネート次第ではOKです。派手になりすぎたり、夏は特に露出に気を付けて、上手に組み合わせて使いましょう。ロングワンピースも素敵ですが、裾が邪魔になるかも知れません。手持ちのリクルートスーツやツイードセットアップからジャケットだけを使って、ワンピと合わせることも出来ますね。冬ならコートを着ますし、赤ちゃんがいますのでバッグは見た目より実用性です。余り気にすることもありません。大切なのはお参りですから、できるだけ正装をして行く、と言う気持ちが表現できれば大丈夫ですよ。
お宮参りには、父親も一緒に行きますよね。問題は服装。日本の男性は服装に無頓着な方が多いようで、ちょっと困っているママの姿が時々見受けられます。パパ、出番ですから赤ちゃんとママのため、ビシッと頑張って下さい!
結婚式に出席したことがあれば、その時のことを思い出して見て下さい。ご自分はもちろん、同席された方々の服装はいかがだったでしょうか?デニムにポロシャツ、スニーカーの方はいらっしゃらなかったはずです。中には紋付、袴と言う姿の方がいませんでしたか?ご自身も、スーツにネクタイ、それもいつものビジネススーツより少し華やかに、明るい色のネクタイやチーフを入れませんでしたか?それが礼服、正装と言うスタイルになります。神様の前に出る時は、正装することが礼儀とされています。礼服は持っていないけどビジネススーツなら何着か持っている、と言うのでしたら、できるだけ黒に近い色のものを選んでほしいところです。紺なら濃紺、グレーのスーツだったら黒に近いものならOKです。ご自分でできる、精一杯の「礼儀」を示すことが大切になってきます。お宮参りは普段、お散歩でお近くの神社に行くのとは違うもの、と考えて下さると、父親として威厳が保たれますよ!
父親が着物を着ると、ぐっとたくましく見えるものです。赤ちゃんが生まれ、立派な父親になった、と認めて頂く良いチャンスです。着物姿でバッチリ決めるのがおすすめですよ!昔は誰でも年中着ていた着物ですが、現代はお祝い事でもなければ着る機会さえありません。もしお持ちであったり、ご先祖様のものがあるなら、是非着て下さい。「紋付」は日本の正装です。紋とは、その家が代々使ってきた印、それを着てお宮参りに行くなら、氏神様も喜んで赤ちゃんを祝福してくださるはずです。また、これら正装は、各お祝いに合わせてセットでレンタルすることもできます。服装にはどうにも困った、と思ったら、そう言ったサービスを探してみるのも良い手だと思います。小物など細かいところまで揃えてありますので、失敗がありません
昔は普段から、晴れの日もお葬式も、みんな着物を着ました。今は残念ですが、お祝いでもないとなかなか和装を選ばないものです。結婚式で打掛と言う和装をされた方もいらっしゃるのでは?お宮参りはチャンスです。着物に慣れていないと授乳はまず無理ですが、短時間だから大丈夫とかミルクでOKとか。工夫をして、この際和服を着なきゃ損ですね!
赤ちゃんはお宮参りの時、「一つ身」と言う作りの着物を着ます。大人が赤ちゃんを抱っこした上から、覆うようにかけ、着物についているひもを背中で結んで着るので「おかけ」とも呼びます。「産着」「初着」「晴れ着」など、様々に呼ばれています。
母親は「訪問着」と言う着物が良いでしょう。女性の簡単な礼服に当たります。洋服と同じように着物にもルールがあり、多くはその着物の作られ方から来る「格」で決まっています。付け下げ、小紋、色無地と呼ばれるものなどが訪問着に作られていることが多く、これより格を上げると留袖となり、礼服として扱われるものになります。いくら素敵で高価でも、紬など、歴史的に普段着として着られてきたものは、現在もフォーマルでは着られない場合がありますので、祖母の着物などを着ようと思っている方は、お手持ちの着物がどんなものか、確認してみて下さい。また柄が意味を持っていて、慶事、弔事で使い分けられています。晴れ着を訪問着に直すことも出来ますので、探してみましょう。防寒は着物の上に羽織や和装コートを脱ぎ着するのが良いでしょう。
お宮参り用に一式揃えたセットで、衣装を貸してくださる業者さんがあります。草履がない、帯どうしよう、これ、必要だったんだ!と慌てることなく着ることが出来ますので、初心者にも安心です。貸衣装の場合、気になるのが「汚してしまわない?」と言うところです。授乳が必要になったり、母乳パッドを入れても漏れてきたら、お天気が悪かったら・・・と心配になりますよね。あらかじめ、料金にクリーニング料金が含まれている場合があり、それを超えるほどの汚れになると、請求される場合があるようです。しかしそれについても保険があり、1000円程度で保険に入っておけば、余程でなければ大丈夫、と言う状況です。気を付けるのが大前提ですが、借りる前に聞いてみると良いでしょう。
お宮参りの時、赤ちゃんに何を着せるか。ちょっと考えてしまいますよね。やっぱり正装は着物だし、でもちょっと大変そう。セレモニードレスは退院した時使ったけど、寒そうでちょっと・・・実際は何をどう着ているのか、赤ちゃんの服装についてご紹介します。
お宮参りで赤ちゃんの服装を着物にした場合。着せ方は、まず産着など下着の上におくるみなど、赤ちゃん用の着物を着ます。よだれかけを付けて帽子をかぶり、この上から初着(うぶぎ)を着せるのですが、これは赤ちゃんを抱いた大人の方の腕ごと包むように掛けます。「祝い着」「掛け着」と呼ぶこともあります。初着についているひもを大人の背中で結びます。縦結びにならないよう、結び方に気を付けて下さい。お宮参りの時には、ほぼ新生児を外に連れ出す状況ですから、冬は寒くないように普段から使うツーウェイオールや産着の下にもう一枚下着を着せても良いでしょう。祝着で隠れるので、下の服装はある程度なんでも大丈夫です。記念撮影の場合は、着物を着せて前掛けを掛けることもあります。
お宮参りにセレモニードレスを着せよう、と言う場合。やはり寒くない様にある程度着せてから、ドレスを着せます。アフガンやポンチョでくるんであげるのも良いでしょう。和装同様、大人が抱っこした腕ごとケープで覆って完成です。ママのウエディングドレスをリメイクして、手作りのベビードレスやスタイ、ケープを作るのが夢、なんて素敵な文化もあります。一着から、赤ちゃん用セットが作れるようですよ。機会があれば挑戦してみてはいかがでしょうか。
女の子の着物は、赤やピンクなどの色で、毬や花、鶴など縁起の良い柄の友禅です。洋装では純白のドレスにヘッドドレス、ヘアバンドのようなものを付けることもあります。女の子ですからかわいらしく華やかに、着つけてあげましょう。
男の子の着物は、黒や深めの紺地が多く、鷲や鷹、兜など勇壮な柄の友禅が多いのですが、本来は「男児なら白羽二重、のしめ模様!」が伝統なようです。しかし現在はあまり扱われておらず、女の子に負けずに華々しいものが多いです。必ず紋を、と言うのも、男の子ならではですね。洋服なら、男女共白いドレスになります。男の子にフリフリはちょっと、と言う方は蝶ネクタイをあしらったロンパースやタキシード風のものなど、ちょっぴり男の子っぽく仕立てられたものもあります。お好みで選んでください。
お宮参りに使う衣装は、一つ一つ揃えて行くのは非常に大変です。ある程度手持ちがあるのなら、必要なものだけ用意すれば良いですが、着物や礼服など、あまり馴染みがない、と言う方にとっては大変でしょう。和装にしたいなら特に、お宮参りに必要なものは、一式まとめてレンタルしてしまえば間違いがありません。
お宮参りは着物を着せたい、と思った場合、着物から小物まで、一式まとめてレンタルすることが出来ます。小物などとセットで1万円代で借りられますし、最低限これだけあれば、と言う産着のみの場合では5000円くらいから。洋装のドレスは、5000円~1万円くらいで一式揃いそうです。記念撮影を予定している場合、写真館で借りることも出来ます。着つけて頂き撮影をしたら、そのままお参りに行ける、一石二鳥のサービスです。
大人の場合、洋装ならお手持ちのものを着られることが多いようです。結婚式の主役ならともかく、お宮参りでは正式な礼服を着る、と言うよりは少し簡単にするのが普通ですから、スーツやワンピースなどを新調する、手持ちから使うなど、工夫すると良いでしょう。貸衣装を考えるのは、和装の場合に多いようです。
ママや祖母、義母の方々など、女性は訪問着を着ると良いでしょう。1万円程度から、少し良いものを着たい、と言う場合は2~3万円程度必要になります。着付けに必要な小物、バッグや履物はオプションになっていたりしますが、大抵同一の業者さんが貸して下さいます。「お宮参りに使います」とお伝えし、詳しい方に揃えて頂けば安心です。
パパや祖父、義父、男性は礼服に近い印象になるようにスーツをお召しになっても良いですし、せっかくですから和装に挑戦してみるのも素敵です。家族そろって着物でお宮参り、きっと良い思い出になります。紋付などをレンタルすると2万円くらい、履物など小物はセットの場合もありますが、オプションなどで同時に揃えられます。男性は、紋が気になりますが、「張り紋」と言って、ご自分の家紋を張ることが出来ます。こだわらないなら別ですが、是非ウチの紋を!と言う場合は探してみて下さい。1回分(5~6枚)2000円くらいで見つかります。
最近、買い物は通販が一番便利、と言う方が増えているようです。出かける必要がなく、買ったものを持って帰る苦労もありません。世界中のショップから選ぶことができ、見ているだけでも楽しいものです。お宮参りの準備にも大活躍すること間違いなし!
いろんなブランドの商品をキーワード別にまとめて紹介してくれる、ショップリスト。スーツを探せば、各ブランドから一気にお勧めセットアップが表示されます。おとなしめのツイードジャケットの隣に、大胆なプリントのワンピースのセットアップが並んでいたり。「こんなの探してたけど、こっちもすっごくカワイイ!」みたいに、発見が楽しいサイトです。
働く女性から奥さん、ママになってもやっぱりベルメゾンは定番中の定番。落ち着いた雰囲気のスーツから赤ちゃんの日用品、そしてお宮参りにピッタリのセレモニードレスやケープ、小物まで、きっちりあります。
全国津々浦々に店舗を構え、子育ての強い味方としておなじみの「西松屋」、通販でも頑張っています。ベビードレス、セレモニードレスは3000円くらいから、ケープとセットにしても6000円くらいで揃います。お宮参り用小物の犬張り子やでんでん太鼓、帽子やお守りなど、小物セットも販売されています。その他、命名紙、ダイアリー、お食い初めの食器など、近々に欲しいものは大抵見つかると言う環境です。産後すぐから準備しなくてはならないお宮参りに、しっかり対応してくれます。衣装が汚れない様に、母乳パッドやガーゼのハンカチなど、西松屋ならではの子育て目線に特化した品ぞろえは助かります。お宮参りに必要なものは、まずこちらで探しましょう。
なんと言っても商品点数がすごい。キーワードから大量の商品がリストアップされますので、選びたい放題です。価格もピンからキリまで、と言うのは、新品の販売から、中古販売、レンタルまで、幅広く紹介してくれるからです。価格順にリストを並べ替えてくれるので、予算に応じて探すことが出来ます。かなり安価で出品されているものもあり、しっかり探すと大変なお値打ち商品に出会えるチャンスでもあります。衣装などは新調すると、どうしても近年の流行を反映してしまい、どれもこれも似通ってくる傾向があります。そんな時はコーディネートに中古やアンティークを取り入れて、自分らしさを作り出すのも楽しいものです。激安から超本格まで、どんと来い、の楽天通販サイト。頼りになります。
お宮参り用の衣装、OK。神社の下調べもヨシ。で、忘れがちなのは履物のこと。和装にしたら草履は貸してもらえるけど、洋装に決めた場合は靴。よれよれの革靴じゃ格好がつきません。加えて靴下。柄物しかない、真っ白しかない!では困りますよね。どんなものが必要なのか、確認してみましょう。
和服でも靴下に当たるものがあります。男性も女性も足袋が必要ですので準備しましょう。草履を探すときに一緒に用意すると安心です。忘れてた!となって裸足で、とか靴下で強引に草履を・・・となると、せっかくの着物が台無しになっちゃいますね、要注意です。赤ちゃんは寒そうなら何か、履物を用意してあげる程度でOKです。
普段から革靴を履くからそれで、と言う場合。お宮参りは「ちょっとそこまで」とは違うものです。出来れば普段の靴ならきれいに拭いて磨いておく、型崩れには新聞紙を丸めて詰め、一日、二日くらい履かずに休ませておくなど、ほんの少し気遣いをしてみましょう。お宮参りは赤ちゃんが主役、派手な色の靴は避けて、落ち着いた雰囲気にまとまるようにしましょう。
母親の靴はヒールに注意です。かかとがぺったんこの靴は産後でも歩きやすいのですが、略式でも正装の場合、お勧めできません。もちろん高いヒールでは境内を歩くので危険ですから、低めのヒールのパンプスが良いと思います。履いたり脱いだりがしにくいので、ブーツは別の機会に。お宮参りでは、履物を抜いでご祈祷を頂くことも考えられます。衣装との兼ね合いもあるので、正装の場合はやっぱりパンプスがベストです。
女性はストッキングか靴下を履きましょう。お社に上がってご祈祷をしていただくこともあり、その際に裸足は失礼に当たるとされます。ストッキングの色は肌色が正式です。黒や柄入りのストッキングは避けた方が無難、靴下の色は白を避け、黒やグレー、紺などの無地のものを、衣装や靴に合わせて選びましょう。靴下の色は、男性も同じ考え方が言えます。ズボンの裾から真っ白い靴下が見えてOKなのは学生までです。大人になったら是非、黒っぽいものを履いて下さい。
お宮参りでは、記念写真を撮ることが多いですよね。素敵な思い出、後で見返して嬉しくなる記念写真になるように、髪型にも気を付けましょう。
ミディアムからロングヘアの女性は、スッキリとまとめ髪にするのがベストです。加えて、赤ちゃんが主役、付き添う大人は大人しめにすると、素敵な雰囲気のご家族に仕上がります。衣装に着物を選んだら、髪はアップにまとめましょう。着付けと一緒に、美容院などでヘアセットして頂きましょう。プロの技できれいに華やかに決まります。ご自分でセットをされる時は、後で崩れて来ないように気を付けて念入りに。お宮参りでは、赤ちゃんを抱っこする役目を任されるかも知れません。風が吹いても両手は赤ちゃんに取られていることになります。和装でも洋装でも、髪型に手をやる余裕はないものと割り切って、いつもよりきっちりセット、を心がけて下さい。長い髪を下ろしたままでは、もし赤ちゃんを抱っこしても、髪が邪魔で、赤ちゃんの顔をのぞき込むことも出来ません。
髪が短めの方もロングヘアの女性と同じことが言えます。抱っこした赤ちゃんやママ自身の身動きの邪魔にならないようにヘアセットしましょう。お宮参りはお祝いの行事ですから、いつもと違う雰囲気にすることを目指してヘアアレンジしましょう。耳の上や横に髪飾りを差し込むだけでも華やかになりますし、あらかじめパーマを掛けておくだけでも、髪型全体に動きが出て来ます。ママは出産からずっと、赤ちゃんのお世話ばっかりして来たのですから、美容院に行って来るのも良いでしょう。気分もほぐれますし、お宮参り当日の支度も手早く済ませられます。おうちの方に是非協力してもらってください。
パパはビジネス同様、外に出て恥ずかしくないような髪型にセットしましょう。お宮参りは赤ちゃんが初めて社会参加する行事とも言えるものです。「今日は休日だから」ではなく、ビシッとかっこよく決めて下さい!お祝いだからと言って、過剰な装飾や奇抜な髪型はやめましょう。
お宮参りの時、お化粧はどうしよう・・・いつも通りでいいのかな、みんなどうしてる?気になることだらけのメイクについて、衣装に合わせてご紹介します。
今風の女の子のお化粧方法、流行している目にインパクトを置いたものは、ちょっと若すぎる印象につながります。ママになったんだから、なんて言うつもりはありませんが、お宮参りでは正装を心がけるのが一般的です。祖父母、義父母の方からの印象も考えると、若干薄め、控えめを心がけてもらうとちょうどいいのかも知れません。特に若いママにありがちな、アイラインをガッツリ、目は可能な限り大きく強調するアイメイクは別の機会に楽しみましょう。お宮参りでは赤ちゃんが主役。ママはナチュラルメイクでお参りしましょう。アクセサリーを付ける時は、パールネックレスがおすすめです。派手にならず、落ち着いた雰囲気にまとまります。パールはお葬式、と感じる方もいらっしゃるかと思いますが、「正装」と関係があるだけで、縁起が悪いと言うことではありません。ネイルも抑えめ、おとなしめが無難です。
普段洋服で過ごしていると、着物の時のお化粧はどうしたらいいのか分からないものです。ポイントとしては、着物を着た時は「アイメイクはさっぱりめ、口紅はバッチリめ」がおすすめです。目元はあまり色味を入れず、ベージュからゴールド、ブラウンなど、肌色の延長上にある色を使うと良いでしょう。衣装に合わせて少し色を使うのも良いですが、あまりしっかり書き込むようなお化粧をすると、「着物を現代風に着た若者」と言う印象になってしまい、成人式か学生さんの卒業式か、と言う感じに仕上がります。お宮参りでは、大人っぽくしっとり仕上げる方が適していますので、目元はあまり色を入れず、反対に口元は普段より若干強めの口紅を使うと、着物によく合う素敵なメイクになります。
最近は男性もアクセサリーを付ける方が増えています。気づいたらいつも通りのスカル(どくろ)のシルバーリングをしていた、なんてパパ!気を付けましょう。お宮参りとは縁遠いアクセサリーです。オシャレだと思いますが、当日はやめておいてください。
お宮参りでは神社に、いくらお包みすればよいでしょうか。お金のことは口に出すのがはばかられるもの、大体の相場から包み方まで、こちらでご紹介いたします。
はつほりょう、と読みます。厳密に言うと、神社にお納めするあれこれの料金は、「費用」とせず「神社に奉納する」と言う形を取ります。奉納するのはお参りする方ですので、「奉納料」は誤った言葉になります。昔は文字通り「初穂」、つまり一番最初に実った穂を神社へお納めしたとのこと。そこから神社へのお礼にはお米など農作物を納めるようになり、更にお金へ変化しました。現在もお神酒などの品物にのし紙を付けて奉納することがあります。初穂料は「お礼」ですから、神葬式では使えません。
似たものに玉串(たまぐし)料と言う言葉があります。こちらも初穂料同様、神社にお納めするお金です。本来「榊に紙を付けたもの」が玉串、こちらを用意できない代わりに用意するのが玉串料です。神葬式にも用い、お札、お守りを頂くときには使えません。お宮参りでは祝詞を上げて頂きますので、どちらかの準備が必要です。
初穂料、玉串料はのし袋を使いましょう。水引と言う細い飾りひもが付いた飾り封筒が伝統ですが、現在は装飾が印刷された封筒もあります。どちらを使っても構いません。また、白い封筒で代用することもあります。文房具店などで販売されており、水引の色、形によって用途が違いますので注意して選びましょう。お宮参りでは紅白の蝶結びを使います。同じ紅白でも結び切りと言う形の水引は、「一回だけにしたい」と言う願いが込められたもので、お宮参りには当てはまりません。気を付けましょう。
のし袋の書き方は、内袋と外袋で構成されている場合、内袋の裏面に赤ちゃんの住所とフルネームを、表面に入れる金額、金○○圓也、と真ん中に書きます。表も裏も縦書きです。お札の印刷の、人物が表に来るように封筒に入れます。次は表書きです。外袋の真ん中に水引が来るようにし、上に「御初穂料」もしくは「玉串料」、下に赤ちゃんのフルネームを縦書きします。
初穂料はいくら、と値段が決まっているものでもありません。お近くの神社であれば、下見がてら調べてみると良いでしょう。中にはいくら、と掲示している神社もあります。思い切って伺っても良いと思いますが、「お心で結構です」と言うお返事の場合もあります。そんな時は相場を参考にして下さい。お宮参りでは、5000円~1万円くらい、と言われています。現金をお包みしますが、新札じゃなきゃダメ、と言うことはありません。もし手持ちのお札にあったら、その時は是非新札を包みましょう。
お宮参りのお祝い金、ご祝儀についてご紹介します。現在は核家族が増えましたので、「○○家のお祝い」と言うとピンと来ない方もいらっしゃるかも知れません。しかし本来のお宮参りは、家単位のお祝い事として行われてきました。お祝いをする側、される側がはっきりすると、ご祝儀が必要なのか、内祝いになるのかが見えてくると思います。
お宮参りは武家文化から生まれたと推察されますが、男の子に後を継がせる風習から、このたび生まれた赤ちゃんはお父さんの家の赤ちゃん、つまり義父母の家の赤ちゃん、と言うことになります。ここから考えると、義父母からはお祝い金などご祝儀は出す必要がありません。更に言うと、お宮参りはむしろ、義父母が執り行う儀式である、とさえ言うことが出来るのです。それに従い、初穂料を義父母が用意したり、お参り後の食事会の費用を出したりすることも少なくないそうです。しかし先に述べたとおり、現在は家、と言う考え方は廃れつつあるものです。お宮参りもパパ、ママが中心に行って、もし義父母の方々からご祝儀、お祝いを頂いたら、ありがたく頂戴しましょう。後で記念写真やメッセージを添えてプレゼントをお返ししてはいかがでしょうか。きっと喜んでいただけると思います。
お宮参りの祝い着は、お母さんの家、つまり祖父母から出すのが習わしでした。「一つ身」と言う赤ちゃん用の着物を新調したものですが、現在は着物を着ること自体が機会をなくし、新調する意味も消えつつあるのではないでしょうか。レンタルしたり、セレモニードレスなど、洋装でお宮参りを行う方々が増えています。祖父母の方々からはご祝儀袋で、と言う形でお祝いに替えているようです。
お宮参りの主役は、赤ちゃんです。でもお父さんとお母さんはお祝いされる側でもあります。お祝いを頂いたら、別の機会に贈答品をお返しする、内祝いとして手土産をお渡しするなど、本来しなくても良い、とされる気遣いをする場合が出て来ました。これは伝統文化が変遷しつつある中、よりよく人間関係を築こうとしている現在の若い父親、母親の工夫だと思います。義父母、祖父母ともに遠方から来て下さることもあるでしょうし、お宮参りの費用を負担してくださる方もいらっしゃるでしょう。お祝いをして下さる方へは、感謝の気持ちを伝えましょう。メッセージを添えて、内祝いとして手土産をお渡しするなど、感謝を伝えるちょうどよいチャンスです。
お宮参りの帰りに、食事会を開く場合があります。これは伝統がどうの、と言うものではなく、親族がせっかく集まったので、と言う意味の会食です。しきたりではないので、皆さんで楽しくお食事をされることが一番大切です。今回は外食、飲食店で行う場合について考えてみましょう。
お宮参りの後、食事をするので、会場は神社から行きやすい場所が良いでしょう。加えて今回はお宮参りです。赤ちゃんが一緒であることをお忘れなく。お座敷や個室になっているか、ベビーベッドを用意してくれるかなど、「赤ちゃん連れの客に慣れているお店」がポイントです。お母さんはまだ産後すぐですから、あまり堅苦しいお店よりは、ゆっくりできる方が良いかも知れません。100日前後にお宮参りをする場合、お食い初めを同日に行うことも考えられます。お食い初めとは、「これから一生、食べるに困らないよう」願いを込める儀式です。一汁三菜にお餅、歯固めの石を、漆塗りの蒔絵椀に装い、食べさせる真似をします。もし同日に行うなら、お店がお食い初めに対応してくださるか、確認が必要です。予約をする際伺ってみて、一番良いお店を選びましょう。
最初に触れたとおり、お宮参りに必要な儀式、と言う訳ではありませんので、皆さんがおいしく楽しく食事が出来ればそれで良いのです。昼食であれば2000円程度、夕食であれば3000円~5000円程度が良いのではないでしょうか。勿論、この際だからと奮発してもOKですし、無理をしても仕方がありませんから、晴れ着で日替わりランチセットを頂いても楽しいかも知れません。習わしでもありませんので、「おめでとう」とメッセージを入れてもらって、みんなでケーキを頂いても良いですよ。お祝いの席ですから、ぜひ乾杯のご挨拶から始めてはいかがでしょうか。その場の年長者にお言葉を頂き、赤ちゃんの長寿を願いましょう。きっと良い思い出になるでしょう。
お宮参りの後は、すぐに帰って来たいと思う方も多いはず。着物は慣れていないし、洋服でもオシャレ着は一刻も早く脱ぎたい!と思うもの。だからお宮参りの後の食事会は、自宅で開いても良いものですよ。ちょっと工夫すると、思い出に残る食事会になります。お祝いの料理を準備するのはとっても大変です。でも基本的にお宮参りの後、食事会を開くしきたりと言うものはありません。あまり堅苦しく考えず、みんなが赤ちゃんのそばで、楽しくご飯を食べられたらそれで良いものです。
家族皆さんが喜んで下されば、おそばを出前に取っても良いかも知れませんが、せっかくのお祝いですから、仕出し屋さんにお祝い膳をお願いする方法があります。昼食に、と申し出ると、お弁当のスタイルで作ってくださるお店もあります。お弁当なら一人前が一つの器に盛られています。たくさんのお皿を並べなくてもよく、配膳も片付けも手間取りません。
せっかくだから手料理を、と言う場合。お母さんがあまり無理をされると、皆さんが心配されます。無理なく準備できるもの、と考えると、前日に作っておける煮物や、汁物はいかがでしょうか。その他、お近くのお魚屋さん(スーパーの鮮魚部でもOK!)に予約をお願いするのもおすすめです。「お宮参りなので、おいしいところを5人前、お刺身にしておいて下さい」と注文しましょう。5人前くらいであれば、大皿盛りにしてもらって、当日受け取ってテーブルに並べるだけで、素晴らしいごちそうです。
実はスーパーの鮮魚部は、何気なくお願い事をしても聞いてくださる場合があります。立派なお魚を一匹食べたいから、「半身はお刺身にして、残りは冷凍しますので、焼き魚用にしてもらえますか?でも漬け焼きも食べたいので、焼き魚用の半分は厚めで。あと、中骨はアラ汁にしますので、捨てないで下さい。」なんて言ってみたことがありますか?ちょっと勇気が必要ですが、多くの鮮魚部さんは、喜んでおろして下さいます。生ごみもナシです。お祝いの席だけでなく、毎日のごはんの支度にも大活躍ですよ!
お宮参りに用意するもの、何が必要でしょうか。初めてのお子さんの場合、どんな持ち物を準備すれば良いのか、よくわからないですよね。経験者の意見をまとめてご紹介します。
初めての出産を経験し、お宮参りで初めて赤ちゃんと外出する、と言うご家族も多いのではないでしょうか。赤ちゃんがぐずるならミルクがいるかな、泣くと困るかな、など心配事が尽きないもの。それでついつい小物が増えて、必要以上に大きなバッグを持つ羽目になるのですが、そもそも生後1ヶ月、3ヶ月の赤ちゃんは、おもちゃであやして泣き止むものではありません。無駄に荷物を増やすと、赤ちゃんをもう一人抱っこしている状態に。お宮参りの持ち物は、最小限にする工夫が必要です。
生まれて間もない赤ちゃんに必要な物は、ミルク、おむつ、おしりふき、ゴミ袋、ガーゼのハンカチ。これくらい。赤ちゃん小物セットはポーチにまとめておきましょう。ミルクは現地で作れるよう、熱湯と水を持ち歩くと便利です。熱湯はミルクの他、ティッシュやコットンを少し湿らせて冷まし、おしりふきの代用にすることも出来ます。他の持ち物は行先によって変わります。おむつ替えをするスペースがないところではおむつ替えシートが必要、寒くなるかな、と思えばブランケットがいるでしょう。この場合、厚手のバスタオルを1枚持っていれば、両方の役割を果たしてくれます。ちょっと歩くかな、と言う時にはベビーカーを使いがちですが、赤ちゃんが小さいうちは抱っこの方が安心です。まだそれほど重たくないですし、ベビーカーに乗せてしまうと赤ちゃんの様子が分かりにくいものです。赤ちゃんも、抱っこされた方が安心してくれます。お宮参りは大人の手も多いので、抱っこで大丈夫。
抱っこ紐は安定して抱っこをすることが出来ますので、必要な物リストに入れておくと安心です。シンプルなスリング、しっかり安定感が好評のエルゴの抱っこ紐など、たくさんの種類から好みや機能が選べます。普段から使って慣れておくと、安心してお宮参りに出かけられます。
お宮参りには、独特な小道具が使われます。それぞれに願いが込められた縁起物です。日本の伝統文化であるお宮参りに使う道具について、一つずつ探ってみましょう。
独特の小道具としてよく用いられているのが扇子、でんでん太鼓、犬張子です。扇子は「末広がり」の形から縁起が良く、赤ちゃんの名前や生年月日を書き込み、神社に奉納して帰ります。でんでん太鼓は江戸時代に流行したおもちゃで、赤ちゃんに差し上げる記念品の意味があります。犬張り子ですが、まず「犬」は多産で赤ちゃんも良く育つそうで、子どもにまつわる縁起担ぎによく用います。お産前に「犬の日」のお参りをしたり、お宮参りで赤ちゃんの額に「犬」と書いたりしますね。張り子とは、竹で形作った土台に紙を張り付け、装飾したものです。「竹」と「犬」で「笑」となり、お祝いにふさわしく、お宮参りセットには欠かせないものになったのでしょう。狛犬などからわかるように、犬には魔除けの意味も含まれています。
これらのお道具は、お宮参りセットとして販売されていますし、扇子以外の道具はご先祖様がとっておいて下さったものを使うこともあるようです。祝い着を着つけた背中にぶらさげるのが習わしです。
主に関西で行われる文化で、お宮参りをお祝いするものです。「紐祝い」とも呼ばれます。お宮参りの初着の紐に、ポチ袋やご祝儀袋にいれたお小遣いを下げて下さいます。お宮参りの前や帰りに、ご近所や親戚の方へご挨拶に伺った時など、1000円から3000円くらいの金額を下さいます。お宮参りセットなどと合わせて、凄くにぎやか!お祝いらしい雰囲気になるので、少額でもたくさんぶら下がるのが良いとされています。残念ですが、最近はあまり見られない光景です。たくさんの祝福が形に現れていて、素敵な文化ですよね。特別お返しは必要ないとされますが、何かの折に写真を添えて、お菓子を差し上げるなどすると良いでしょう。
お宮参りの帰りに神社から絵馬を頂くことがあります。お宮参りに限らず、絵馬にお願い事を書いて神社に下げたりしますが、お宮参りで頂いたときはどうすると良いのでしょうか。
現在の絵馬は干支や神社にちなんだ絵柄のものもあり、一方で馬の絵が描いてあったりします。本来の絵馬は後者になります。本物のお馬さんを奉納したいのですが、残念ながらできません、と言う場合に代用したことから始まりました。文字通り、「絵に描いた馬」だったようですよ。お願い事を叶えて貰いたい、とお願いと同時に奉納することもありますが、お願い事が成就したのでお礼参りとして奉納されることもあります。お宮参りの場合、赤ちゃんの健やかな成長をお願いするものですから、翌年、「一年間無事に過ごせました」とお礼を申し上げて返納しても良いものです。お札やお守り、厄除けの破魔矢同様、返却するまではご自宅の神棚などに上げておきましょう。神社で頂いたものの有効期限があるとすれば、一年だそうです。その期間を過ぎたら、大みそかに炊き上げて頂く方法もあります。
絵馬を購入し、神社にお納めした時点で奉納が行われたことになります。お宮参りでは、初穂料に含まれることになりますので、お手元に渡ったらいつお納めするか考えましょう。お馬さんの代わりの絵馬に何かを書き込む必要はなかったのですが、いつからか願い事を綴るようになりました。自然発生した文化ですので、決まった書き方はないとされています。初穂料や扇子みたいに住所や名前を明記しなくちゃいけない、とも考えがちですが、現在は個人情報が悪用されるケースもあり、おすすめできません。皆さんがいつでも閲覧できる状態で下げて帰る場合が多く、ちょっと怖いので、書くなら赤ちゃんの下のお名前の方だけにして、一年間の無事や成長を願いましょう。ペンは神社で用意してあるようですが、混んでいると困りますので、持参するのも良い方法ですね。
お宮参りを行っている神社では、赤ちゃんをわざと泣かせたり、おでこに文字を書いたり、ちょっと面白いことをしてお祓い、ご祈祷をしてくださいます。どうしてこんなこと?と不思議な感じがしますが、意味を知るとより素敵なお参りになると思います。良い機会ですから、隠された意味を掘り起こしてみましょう。
昔からの風習ですが、子どもは7歳までは神様からの預かりものとされてきました。お産がうまく行かないことも多かった上、現在なら問題なく治療できる病気でも命取りになることがあったので、子どもが亡くなることが少なくなかったからかも知れません。大事に育てるのはもちろん、亡くなることも「神様へお返しした」と、悲しみを受け止めたのかも知れませんね。お宮参りは、今よりもずっと神様の近くで暮らしてきた、日本人の願いが現れた行事ですね。
神社で赤ちゃんを泣かせるのは、意地悪をしているのではありません。神様を大きな声でお呼びして印象付け、よりよくお守り頂こうとしているのです。お宮参りで赤ちゃんがぐずったら、「神様が聞いて下さってるね」と言ってあげましょう。たくさん泣いたって、大丈夫です!
お宮参りの儀式では、おでこに文字や印をつけることがあります。おでこは神様の宿るところ、そこへ「触れてはいけない」印としてバッテン(×)を書いたり、魔除けの意味を込めて「大」や「犬」を書いたりします。地域によって様々で、おしろいのようなもので点を打ったり、紅で書いたり、男の子の額には「大」、女の子の額には「小」と書くところもあるようです。×の印、現在は「ダメ」と言うような意味で使われていますが、本来の意味は「魔除け」や「神聖なものの印」としてあるものです。神様が宿ったものや神聖なものに×を描き入れました。またこれらは大切なもの、壊れたりすると縁起も良くありませんから、子どもには「これが描いてあるものには触っちゃダメだぞ」と言い聞かせたため、現在のようなネガティブな意味が生まれたようです。大小や犬、×、文字は違いますが、いずれも魔除けのおまじないです。
お宮参りでは記念撮影をされる方も多いと思います。記念としてだけでなく、素敵な思い出になるような写真館が人気で、衣装をたくさん着られる、衣装を借りてお宮参りへ行けるなどの理由で、多くのご家族が利用しています。記念撮影に特化した写真館の中から、今回は5つのフォトスタジオをご紹介します。
子どもの撮影に特化し、記念写真の商品スタイルを今の形にした立役者とも言えるアリスでは、従来の「町の写真館」とはイメージを刷新した戦略で成功しています。スタッフにはお母さん世代がたくさんいらっしゃり、赤ちゃんや子どもさんを優先し、明るく楽しく撮影してくれます。アルバム、フォトフレーム、カレンダーなど定番商品の他、キーホルダーなどの小物にしてくれるのも嬉しいですね!データは基本的に著作権物として扱いますが、一年後であればデータを500円で譲って下さいます。ディズニーとのコラボも注目、キャラクターと一緒に、シンデレラになりきって撮影など、楽しい演出もあります。
写真屋さんとしておなじみ、「カメラのキタムラ」が運営するのが「こども写真館スタジオマリオ」です。写真屋さんが作ったマリオでは、自由度の高い商品選択が特徴、購入する写真はすべてCDにしてくださいます。アルバムやフレームなどの商品のほか、プリントも各サイズで対応してくれます。芸能プロダクション・ホリプロとの提携も気になるところ。赤ちゃんや子どもさんの魅力を引き出す技術を学んで撮影してくださいます。
創業は古く、1921年のニューヨーク五番街から。おしゃれでシックなイメージを得意としている写真館です。大人っぽく素敵な空間で、ファッション誌の一ページを作るみたいな写真を撮ってくださいます。歴史あるフォトスタジオの、本物の写真、と言う感じ。ゆっくり丁寧に、高い技術で撮影してくれるのが最大の魅力です。
東京都と神奈川、千葉、埼玉にスタジオを展開しているピノキオは、美容師さんがいる写真館です。全国チェーン店では、メイクやヘアセットなどは簡単に施す程度であることも多いのですが、こちらでは資格を持った美容師さんが対応してくださるので、「ちょっと前髪だけ」程度のリクエストであれば切りそろえて下さるとのこと。赤ちゃんだけでなくお母さんをきれいにしてくれて、衣装のレンタルにも応じてくれます。ありがたい!
衣装レンタル&スタジオ ピカソ、が正式店舗名です。レンタル、が頭に来ているところに注目!衣装のレンタルと、販売にも対応してくれる写真館です。写真を撮影しなくても、お宮参りのお祝い着を借りることができたり、勿論、着付けや写真も撮ってくれて、データは無料で下さいます。