お宮参りでの額文字

文字

お宮参りを行っている神社では、赤ちゃんをわざと泣かせたり、おでこに文字を書いたり、ちょっと面白いことをしてお祓い、ご祈祷をしてくださいます。どうしてこんなこと?と不思議な感じがしますが、意味を知るとより素敵なお参りになると思います。良い機会ですから、隠された意味を掘り起こしてみましょう。

 

子どもは神様からの預かりもの

昔からの風習ですが、子どもは7歳までは神様からの預かりものとされてきました。お産がうまく行かないことも多かった上、現在なら問題なく治療できる病気でも命取りになることがあったので、子どもが亡くなることが少なくなかったからかも知れません。大事に育てるのはもちろん、亡くなることも「神様へお返しした」と、悲しみを受け止めたのかも知れませんね。お宮参りは、今よりもずっと神様の近くで暮らしてきた、日本人の願いが現れた行事ですね。

 

神社で赤ちゃんを泣かせるのは、意地悪をしているのではありません。神様を大きな声でお呼びして印象付け、よりよくお守り頂こうとしているのです。お宮参りで赤ちゃんがぐずったら、「神様が聞いて下さってるね」と言ってあげましょう。たくさん泣いたって、大丈夫です!

 

おでこに印

お宮参りの儀式では、おでこに文字や印をつけることがあります。おでこは神様の宿るところ、そこへ「触れてはいけない」印としてバッテン(×)を書いたり、魔除けの意味を込めて「大」や「犬」を書いたりします。地域によって様々で、おしろいのようなもので点を打ったり、紅で書いたり、男の子の額には「大」、女の子の額には「小」と書くところもあるようです。×の印、現在は「ダメ」と言うような意味で使われていますが、本来の意味は「魔除け」や「神聖なものの印」としてあるものです。神様が宿ったものや神聖なものに×を描き入れました。またこれらは大切なもの、壊れたりすると縁起も良くありませんから、子どもには「これが描いてあるものには触っちゃダメだぞ」と言い聞かせたため、現在のようなネガティブな意味が生まれたようです。大小や犬、×、文字は違いますが、いずれも魔除けのおまじないです。

 

⇒赤ちゃんの表情を残すお宮参り写真